No.355 ダメージ

靴下の話では無い…

ウチには天下無敵の女帝がいる。
母上だ。父上とわたくしは家来…。


女帝は、何不自由無く好き勝手に
やりたい放題、威張っている。

早々と繰り上げ定年をして、隠居生活も長い。
ストレスのかかりようもない、
悠々自適な生活。羨ましい。


家来の父上を従えて、大威張り。
ワガママ放題、お金だって食べ物だって
何だって自由。決定権は女帝が握っている。



そんなんだから、長生きするんだろうな…
と思っている訳なんだけど。



そんな天下無敵の女帝がダメージを食らった!
相当なダメージだった模様。



家の庭に植えていた、誰だかさんから
分けてもらった球根より
もう、間も無く開花が迫る蕾を
毎日楽しみにしていた女帝。


家来の父上に、もうすぐだね〜楽しみだよ〜
どんなお花が咲くのかね〜


と、毎日話していたらしい。
だから、家来は知っていた!ハズ!?



ところが、家来はその蕾の上の木の枝の剪定。
バッサバッサと落ちた枝を掻き集め処分…


すっかり、蕾ちゃんの事を忘れていたそうな…


女帝の悲鳴にも似た叫び声が!
田舎の集落に響いた…




女帝は出かける前だったから、我慢したが、
ペタリと座り込んで泣きたい気分だったと…



いつも強気で威張ってる人が…
かなりのダメージだった模様。


初めて、気の毒に…と同情した。
100万回家来の父上に同情しているが、
初めて女帝に同情した。


実は何回か、その手の話は聞いている。
植えたばかりの花、大切な山野草
花芽がいっぱい付いている時の花、
家庭菜園では、アスパラを全部草だと思って
引っこ抜かれた、ニンニクの芽踏まれた…
数え切れない…


父上は、何でも逆をやって女帝を怒らせる…
草との違いが分からない様だ。


それなら、鉢に植えるとかここは花だとか
目印なり、囲むなり対策をしないから
自業自得では無いのか?と言ってみた所、


その様にして、ここは触らないで!と
囲ってあるのに草むしりをしちゃうんだとか…
蕾の話もしてあったんだとか…
何も人の話を聞いてない…
生返事で頭に入って無い人なんだって…
(父上似のわたくしには耳が痛い…)




女帝がせっせと植える花を
家来はせっせと草だと思って抜く。



良くキレないね〜!
わたくしなら、大切なものをそんなされたら
キレまくって大暴れかもな〜

女帝は、何度言っても分からない人だから
もう、諦めていると言ってた…
草むしりや、木の剪定を、
じゃあもう一切やらないから自分でやれ!
と言われても困るから我慢してるんだってさ。


女帝にも、我慢やストレスやあったんだね…
神様はちゃんとバランス取ってるんだねぇ。



家来の父上、まるで嫌がらせの様な仕打ち。
今まで何度もらしいけど…


それって…わざと…???

まさかね…。






ダメージ繋がりで内容とは全く関係ない
けんども…

大人になって初めて靴下に穴が空いたよ…
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その後、あの人達は別に険悪ムードを
漂わせる事も無く、毎日2人で
玄関のツバメの巣に
雛が孵ったのを喜んで観察している。


仲はいいだね。
ツバメちゃんのお陰でしょうかね。

まだ頭ポヤポヤ
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今の所4羽確認出来てま〜す。
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